[ポッドキャスト連携] #8 カナダの移民受け入れ数、今後3年間で計120万人に [記事和訳+解説]
みなさんこんにちは、みーです。
みーとさいたまの英語でダイバーシティーのエピソード8で取り上げた記事の和訳と英語解説です。
ポッドキャストのエピソードリンク:
#8 カナダの移民受け入れ数、今後3年間で計120万人に
記事のリンク:
Canada to target over 400,000 immigrants per year
ポッドキャストの詳細:
[カップルポッドキャスト]みーとさいたまの英語でダイバーシティー[英語学習]
記事和訳
カナダ、毎年40万人超の移民を受け入れる見込み
カナダは、2021年に40万1千人、2022年に41万1千人、2023年に42万1千人の移民を迎え入れる予定だ。
カナダは今日、2021年から2023年の移民規模方針を発表した。国は、史上最多の移民規模を見込んでいる。
今後3年間のカナダの永住権ビザ発行見込み人数は次の通りだ。
2021年:40万1千人
2022年:41万1千人
2023年:42万1千人
カナダが40万人以上の移民を受け入れるのは1913年以来で、その年、40万1千人の移民が渡加した。それ以来この人数に匹敵することはこれまでなかった。
2021−2023年移民規模方針では、全移民のうち60%をエクスプレス・エントリーや州指名プログラムなどの経済移民プログラムから獲得する予定だ。
移民規模方針は、毎年カナダ政府により発表される移民政策における最も重要なアナウンスだ。移民規模政策は、カナダが向こう数年で迎える新移民の数や、どの移民プログラムで移民を受け入れる予定なのかを説明する。カナダは、経済・家族・難民・人道的見地のカテゴリで移民を受け入れている。
2021-2023年移民方針まとめ
年頭3月12日に連邦政府は、カナダが2020年から2022年の間に100万人を超える新移民を受け入れる予定だと発表した。数日後、国はCOVID-19パンデミックにより国境を閉鎖しなければならなくなった。
結果として、カナダは今年目標としていた新移民数34万1千人を大きく下回る見込みだ。ただし、エクスプレス・エントリーのドローはパンデミック中も行われており、エクスプレス・エントリーの招待数は過去最高となる。また、州指名プログラムのドローも引き続き行われている。
今年の新移民数落ち込みを埋め合わせるため、カナダは史上最も大掛かりな移民規模方針を設定した。
カナダが大規模な移民を受け入れ続ける理由
カナダは、高齢化と低出生率による経済や財政への悪影響を相殺するため、移民の規模を大きく維持している。
カナダは世界で最も高齢化が進む国の1つで、人口の18%が65歳以上だ。それに加えて、女性1人あたりの出生率は1.47人で、世界で最も出生率が低い国の1つでもある。その結果、将来の経済成長や国の支出維持が難しくなるため、労働力の確保と経済成長のためにより多くの移民を受け入れることで困難を軽減させる狙いがある。
1867年の建国以来、カナダが年30万人以上の移民を受け入れたのはたった5回だ。現在全人口の0.9%にあたる人数の移民を受け入れており、これはアメリカの1人当たりの移民受け入れ数の3倍に上る。
カナダが過去に受け入れていた1人当たりに対する移民数は多く、人口の1%以上の移民を受け入れていた。これは、第一次世界大戦以前の数十年間で定期的に達成されていた数字だ。
カナダの移民数記録は1913年に塗り替えられ、その年、人口の5%を超える40万1千人の移民を受け入れた。今日では、人口の5%とは200万人の新移民を意味する。
COVID-19下でのカナダの移民政策
受け入れ目標は高くなっていく一方で、2020年にカナダに渡航する新移民の数は落ち込んでいる。2019年8月と比べ、今年8月に入国した移民の数は64%減少した。これは部分的には、永住権を承認されたにもかかわらず、コロナウィルス関連の渡航制限や他の混乱によって移民関連書類の有効期限が切れる前にカナダに渡航できなかった人数が原因だ。
環境管理学研究所の研究によると、パンデミックの間、カナダの移民に対する国民の支持は増加した。5対1の差で、カナダ人は移民はカナダをより良い国にするとし、その理由は移民がカナダをより多様化し多文化の住みやすい場所にするからだと述べた。カナダ学会による別の調査では、カナダ人は一般的に移民を長期間の経済回復のためポジティブに捉えており、ただし、移民政策では家族の移民を優先してほしいと考えている。
英語解説
今日の記事で取り上げる英語表現は1つだけ。
per capita
Merriam-Webster先生によると、
1: per unit of population : by or for each person
2: equally to each individual
だそうです。
つまり「1人当たり」「頭割りで」という意味になりますね。
per capitaはGDPの話が出るときに必ず目にすると言ってもよい表現です。
「国民1人当たりの総生産は…」と日本語でも必ず言及されますよね。それで覚えておけば大丈夫です。
記事を読んで
2021−2023年に移民申請を目指してる人にとってはグッドニュースなのは間違いない!
受け入れ数が増えるということは、例えばエクスプレス・エントリーのカットオフスコアも下がるのではないでしょうか?
今カレッジや大学に通っている留学生、就労ビザで働いているワーカー、はたまた今日本で今後カナダに渡航予定の方も、移民局のウェブサイトでコツコツ情報収集することをおすすめします。
永住権を目指している方向けに申請数年前から何をしておいたほうがいいのか記事を書いたので、よかったら読んでみてください。
👉[カナダ移住][カナダ永住権]ワーホリ、学生ビザ、就労ビザのうちにやっておいたほうがいいこと3つ
私はカナダで4年間ほど移民弁護士事務所でコーディネーターをしていて、かつ自分で永住権まで申請・取得したきたので、(法律的なところは無理なのですが)渡航・ビザ・永住権申請・カナダ生活全般相談に乗れます。お問い合わせやTwitter DMから気軽にお問い合わせください。
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