[ポッドキャスト連携] #4 トロントがLGBTの旅先に選ばれる理由 [記事和訳+解説]

みなさんこんにちは、みーです。

みーとさいたまの英語でダイバーシティーのエピソード4で取り上げた記事の和訳と英語解説です。

ポッドキャストのエピソードリンク:
#4 トロントがLGBTの旅先に選ばれる理由

記事のリンク:
Why Toronto Is a Top Destination for LGBT Travel

ポッドキャストの詳細:
[カップルポッドキャスト]みーとさいたまの英語でダイバーシティー[英語学習]

記事和訳

トロントがLGBT旅行の行き先トップに選ばれる理由

LGBTの人々にとって、カナダはアメリカ大陸では最も進歩的な国だと認識されています。中でもトロントは、カナダで最大のLGBT人口を誇っており、年中トロントゲイコミュニティーの創造性を祝う数々のイベントが催されています。なぜトロントが、世界トップのLBGT旅先のうちの1つなのか理由をお話します。

最近の報告によると、トロントはマドリードとアムステルダムに続き世界のLBGT都市第3位に選ばれました。ランキングの判断基準はゲイのデーティングライフやナイトライフ、市民がオープンな考え方を持っているか、ヘイトクライムの程度などです。また、結婚や養子制度を含むレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーに影響する国の法整備も考慮されています。

トロントは、チャーチ通りとウェレズリー通り界隈に活発でパワフルなゲイビレッジを擁し、さまざまなバーやクラブ、ビジネスがゲイオーナーにより運営されています。この区域がトロントのゲイサブカルチャーのハブとして拡大したのは70年代にまで遡り、市に歴史的なルーツがあります。このゲイビレッジを超えて、クイーン通り西にあるクィア・ウェストと呼ばれるもう1つのハブも合わせて、トロントのLGBTコミュニティは35万人ほどです。

トロントを訪れるのは温かい季節が最適ですが、特に、世界最大のプライド祭りの1つであるトロントプライド月間の6月がおすすめです。数年前までプライドは期間が1週間でさまざまなイベントを開催していましたが、2016年から1ヶ月に拡大されました。何十万もの観光客を惹きつけるこのフェスティバルでは、DJやライブパフォーマンスのステージ、ダイクマーチ(レズビアンパレード)、トランスマーチ(トランスジェンダーパレード)、しめくくりのプライドパレードなどが開催されます。プライド・トロントは北米で最大の文化的祭典の1つだと言われており、トロント22区画を車両侵入禁止にして、何十万もの観光客を迎えています。

国際的な経済・ビジネス・芸術の中心として、トロントのLGBTコミュニティーはトロントの都市文化モザイクに深く関わっています。トロントで開催されるある人気のイベントは、インサイド・アウトLGBT映画祭といい、5月の2週間でクィアがテーマの映画200本以上の上映と、アーティストのトークイベントやプレミア、パネルディスカッションなどが行われています。さらにプライド月間には、カナダ作家慈善団体による、カナダで唯一のLGBT作家に贈られる文学賞、デイン・オジルビー賞が開催されます。

ゲイビレッジでは、ケーブルテレビチャンネルショータイムで賞を取ったドラマ、クィア・アズ・フォークに出てくるウッディーズには忘れずに行ってみてください。ドラマと同じように、このバーはくつろいだ雰囲気で知られる地元の名物で、長い間、ゲイビレッジで最も人気の行きつけの店の1つです。ビクトリア調の屋敷を改築したクルー&タンゴは、ゲイビレッジで最高のドラァグ・ショーを開催している店の1つです。ドラァグ・ショーは毎日行われており、他にもカラオケ・ナイトや、2つのダンスフロアと裏庭のテラス席でのどんちゃん騒ぎを楽しめます。もう1つの熱いスポットといえば、トロントのクィア・ウェスト・ビレッジにある老舗でクィアフレンドリーなザ・ビーバーという店です。昼はレストラン、夜は毎日ナイトクラブに様変わり、DJがポップからヒップホップ、ダンスホールレゲエからカントリーまで流しています。

英語解説

Queer

セクシャル・マイノリティーを表すLGBTQ+のQの部分がQueerです。

日本語ではそのままクィアという訳です。

単語のもともとの意味は「変な、奇妙な、普通でない」です。

19世紀後半以降、セクシャル・マイノリティーの蔑称として使われてきました。

しかし現在では蔑称の意味はなく、LGBTだけではなくさまざまな性的少数派をまとめて呼ぶときの言葉となっています。

hundreds of thousands of...

100と1,000を掛けたら10万です。

つまり「何十万もの」となりますね。

Dyke

ダイクは「レズビアン」のスラングです。

注意しておかなきゃいけないのは、この単語はグループ外の人が言ったら蔑称になる点です。

自分がレズビアンじゃない限り、むやみに使わないようにしましょう。

queer-friendly

訳ではそのまま「クィア・フレンドリー」としましたが、つまりクィアの人たちも歓迎することを意味します。

トロントを歩いていると、街のレストランやお店のドアや窓に、レインボー・フラッグが掲げられていることがあります。これは「クィア・フレンドリー」を意味します。

カナダはカトリックの影響が大きい国なので、同性愛をタブーとして差別する個人やグループがいないこともありません。そういった背景から使われる表現、コンセプトです。

クィア・フレンドリーな教会だってあるんですけどね。

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