[英語ニュース翻訳] #19 トランプ大統領、退任前に自己恩赦か [ポッドキャストでリスニング]

みなさんこんにちは、みーです。

毎週月曜日、さまざまなメディアの記事を取り上げながら北米の多様性を考えるカップルポッドキャストを配信しています。

◎北米で話題になっているニュースを知れる
◎クリアなカナディアン英語でニュース記事のリスニングができる
◎日本語で記事の説明つき
◎ベトナム系カナダ人(ネイティブ英語)x日本人(なまり英語)の国際カップルゆるゆるディスカッションが聴ける

こんな感じでおすすめです☺️

お使いのポッドキャストのプラットフォームで「みーとさいたまの英語でダイバーシティー」と検索したら出てくるので、よかったらゆるーく聞き流ししてください🍵YouTubeにも上げてます。

 

さて、エピソード19で取り上げるのはトランプ大統領と自己恩赦についての記事です。

自己恩赦のニュースを初めて聞いたとき「ん?ギャグかな??😇」と思いました…実際にするかどうかはおいといて、もしそれが可能なら米国大統領って世界一優遇された職業ですね。

ピックアップ記事

出典:https://www.cbc.ca/kidsnews/post/will-trump-pardon-himself-in-his-final-days-as-president

今回ピックアップしたのはCBC KIDS NEWSの”Will Trump pardon himself in his final days as president?”という記事です。

キッズ向けにニュースが書かれているので、シンプルな言葉遣いが多く英語の勉強にはもってこいのサイトです。

このニュースサイトのすごいところは、キッズライターが書いてる記事もあるところ。今回取り上げる記事も14歳のキッズライターによるものです。

記事和訳

トランプ、退任前に自己恩赦か

ていうか、恩赦って何?

米国大統領としての残り数日間でドナルド・トランプは何をするのでしょうか?

1月20日にジョー・バイデンが正式に大統領職を引継ぎます。

その時が迫るにつれ、疑いを持たれているものの有罪認定されていない罪について、トランプが退任前に自分自身を恩赦できるのかどうか疑問に思っている人もいると思います。

大統領恩赦とは

簡単な言葉でいうと、大統領恩赦とは、ある罪で起訴されたり有罪判決を受けた人々に対してリセットボタンを押せるという権限です。

(Convictedという単語は、誰かが悪いことをしたことに対して有罪判決を受けることを表す言葉)

恩赦権限はアメリカ合衆国憲法(政府の権限を定義する書物)によって大統領に付与されるものです。

恩赦をされたからといって、その人が罪を犯していないという意味にはならないし、また、将来にわたって告訴されないわけでもありません。

恩赦されたら何が起こるの?

恩赦は懲役や罰金などの科されうる処罰をなかったことにできます。

また、有罪判決を受けたことによる恥も消し去ってくれます。

恩赦された人は、選挙権や銃器を所持する権利、被選挙権などの特定の権利を取り戻すこともできます。

誰が恩赦を受けることができるの?

恩赦は過去に起こったもしくは起こった可能性のある罪に適用されます。

起こってない罪には適用されません。

大統領恩赦は連邦犯罪、つまり国に対する罪にのみ適用できます。

軍隊で起こった悪事や、違法薬物密輸に関連する罪、国税に関連する罪などが連邦犯罪に含まれます。

(各州に州を管轄する権利があるので、大統領は州犯罪を犯した人を恩赦できない)

トランプが恩赦した人数は?

2020年12月時点で、トランプは70件の恩赦を発行しています。

たくさん恩赦しているように聞こえるかもしれませんが、実はオバマや他の大統領よりも少ないのです。

じゃあなんで疑問視されるのでしょうか?

トランプが恩赦した人の多くは、彼の家族や友人、支持者、前政治顧問などのスタッフでした。

ハーバード大学の研究によると、トランプが刑を軽くした、または恩赦した人の85%から89%が彼の身近なグループに属する人々でした。

大統領が自分の周りの人々を恩赦できないという法律はありません。

しかしながら、トランプを批判する人の多くが、友人や政治的同盟者を恩赦する行為を、職権濫用と非難しています。

トランプが起訴される可能性のある罪とは?

在任中、トランプが連邦犯罪で起訴されたことはありません。

しかし、いずれ選挙資金不正や銀行に対する詐欺行為、脱税などで告訴されるかもしれないと専門家は言います。

トランプは自己恩赦できるのか?

シカゴ大学国際政治学のトム・ギンズバーグ教授は「自己恩赦できないのは明白だ」と言います。

一方、トランプが自己恩赦できないと裏付ける記述は憲法にはないと議論する人もいます。

ギンズバーグは、それは事実かもしれないが、自分が罪に問われている裁判で本人は裁判官にはなれないという慣習法の「大前提」があると語ります。

(慣習法は過去に裁判官が下した判断に基づく)

トランプが自己恩赦できるかどうか確かめるたった1つの方法は、彼が実際に自分を恩赦することです。

そうすれば、合衆国最高裁判所がその恩赦に対して裁定を下すことになります。

実際に告訴されるのか?

バイデンはトランプを起訴するかどうかは法務長官の判断に任せると述べました。

(法務長官は連邦政府の法律顧問)

ギンズバーグはトランプが連邦犯罪に問われることはないとみています。

「民主主義の観点」から、直前の政府を罪に問うことはないだろうというのが彼の意見です。

一方で、連邦犯罪ではなく州管轄の犯罪など他の罪にトランプは退任後問われる可能性があります。

英語解説

pardon

pardonといえば、中1英語で習う思い出深い単語というイメージがあります(今はどうなんでしょう?)。

何を言っているかわからないときに「pardon?」と聞き直すために使うと習いました。

もちろんその意味もあります。その意で使うときはもう少し丁寧に「Pardon me?」とか「I beg your pardon?」と言っているのをこちらでもよく聞きます。

今回のpardonは動詞で使われています。赦す、容赦する、大目に見るという意味がありますが、記事和訳では「恩赦する」としました。

federal/state

アメリカのニュース、ドラマ、映画を見ていると、よくfederalやstateという言葉を目にしますよね。

federalは連邦政府つまり国レベル、stateは州政府を表します。

日本で言うと国と都道府県の違いではありますが、アメリカの州政府は独立した権利の幅もレベルも広いので、国みたいだなと感じることも多々あります。

common law

慣習法やコモンローと訳されます。

慣習や判例に基づいた法概念のことです。法令や規定として明文化されていないものの、イギリスの法体系の根幹を成す概念で、アメリカでもルイジアナ州を除きすべての州で採用されています。

カナダにいる日本人がコモンローと聞くと事実婚を思い浮かべますが、このコモンローという法概念によって認識された事実上婚姻関係を結んでいるに等しい関係を差してCommon-law marriageと表現されているのでしょう。

記事を読んで

ポッドキャストでも話したように、トランプさんが実際に自分を恩赦するということはないんじゃないかなと思っています。

ただし、家族については起訴される可能性があるのであれば恩赦しそうですよね。

ずるいけど、自分から犯罪犯したと言ってるようなもので少し滑稽です。

ありえない仮の話だけど、もし日本で安倍元首相が現役のときに妻の犯したかもしれない罪を恩赦なんかしたら、非難轟々で日本に住めなくなりそうな感じがします。

みなさんはどう思いましたか?

アメリカ政治、私もまだ初心者ですがとっても面白くておすすめなので、興味がある方はぜひ本でも手に取ってみてくださいね☺️

コメントお待ちしています!

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以下のいずれかから送っていただけるようにしています。

今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました:)

 

 

 

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