[日本からもOK] Grow with Googleオンライン職業訓練プログラムまとめ [月39米ドル]
今日はGoogleが提供するオンライン職業訓練プログラム、Grow with Google Google Career Certificatesについてお話しします。
ハイライトは下の通り。
◎受講条件は?
誰でもOK
◎日本からでも受講できる?
できます
◎日本語対応してる?
してません
◎どういうコースがある?
ITサポート、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント、UXデザイン
◎期間はどれくらいかかる?
週10時間で6ヶ月
◎いくらで受けられる?
月額39米ドルのサブスク形式
Googleのウェブサイトで確認したいという人は、Career Certificatesのページへ。
それではスタート!
Grow with Google Google Career Certificatesとは?
Google Career Certificatesとは、Googleの職業訓練プログラムです。
プログラムには、下の4つのコースがあります。
◎ITサポート
◎データアナリティクス
◎プロジェクトマネジメント
◎UXデザイン
Googleで実際にはたらいている各分野のプロがコースを企画し、講師もつとめます。
学歴や経験などの受講要件は一切ありません。
日本でいう「職業訓練」と同じ要領で、修了後の就職に役立つ知識やスキルを習得できるように設計されています。
オンライン講座なので、いつどこで学習するのも受講者の自由。
オンライン講座ってピンキリ…というイメージがあるかもしれませんが、Googleが設計したGoogle従業員が講師のプログラムとなると、魅力的ですよね。
では、そもそもなんでGoogleはオンライン職業訓練プログラムをはじめることにしたのでしょうか?
なんでGoogleが職業訓練を?
それは、
社会が抱える「スキルのある人材が足りていない」という問題と、
労働者が抱える「金銭面を理由にスキルが身につく教育をあきらめている」という問題を、
Googleが解消できるから。
もう少しかみ砕いていきましょう。
2010年以降あたらしくできた職業の3分の2が、高度なデジタルスキルが必要な仕事だそうです。
アメリカそして世界の経済成長を持続するには、こうした高度なスキルを持った人材を増やしていかなければならない。
でも、多くの人にとって高度なスキルを養う高等教育を受けるのは金銭的なハードルが高い…
そこでGoogleは、社会的な立場や経済状況にかかわらず、スキルを習得できる職業訓練プログラムが必要と考えました。
そして、1) 人材不足が深刻で、2)高額報酬が見込める、3)Googleが得意な4つの分野でコースを作ることにしたそうです。
Grow with Googleで公開されている無料トレーニングと、今回紹介している有料の職業訓練プログラムは別のものです。
日本から受講できる?
日本からでも受講可能です。
日本語で受けられる?
残念ながら、日本語では受講できません。
ITサポートコースだけ英語、スペイン語、ポルトガル語対応で、他3つは英語のみです。
次に4つあるコースについてみていきましょう。
4つのコース
ITサポート、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント、UXデザイン。
Google with Googleの職業訓練プログラムでは、4つのコースが開講しています。
ITサポートコース
◎アメリカでのエントリーレベルの平均年収:50,800ドル(約560万円)
◎アメリカでの過去12ヶ月間の求人数:340,500件
コンピューターやネットワーク環境における問題解決を担当するITサポート。
中小企業の社内ITから、大企業のカスタマーテクニカルサポートなど、ほぼすべての業界や分野で必要なポジションです。
コースでは、以下の内容を学びます。
◎テクニカルサポートの基礎
◎コンピューターネットワークの仕組み
◎オペレーションシステム:パワーユーザーになる
◎システム管理者とIT基盤サービス
◎ITセキュリティー:闇のデジタル魔術に対する防衛術(←ハリポタもじりですね笑)
ITサポートコースのもっと詳しい情報は、Google IT Certificatesへ。
データアナリティクスコース
◎アメリカでのエントリーレベルの平均年収:67,900ドル(約750万円)
◎アメリカでの過去12ヶ月間の求人数:337,400件
データアナリストは、文字通りデータを準備、処理、分析し、経営判断などをサポートします。
データから得られた結果を視覚化し、データに基づき経営者や出資者などに助言をする重要なポジションです。
コースでは、以下の内容を学びます。
◎データの基礎
◎データに基づき判断するための質問力
◎データを準備する
◎データを整理する
◎データを分析する
◎データを視覚化して共有する
◎Rプログラミングでデータ分析
◎データ分析プロジェクト:ケーススタディ
データアナリティクスコースのもっと詳しい情報は、Google Data Analytics Certificateへ。
プロジェクトマネジメントコース
◎アメリカでのエントリーレベルの平均年収:59,000ドル(約650万円)
◎アメリカでの過去12ヶ月間の求人数:475,100件
企業規模の大小にかかわらず、プロジェクトマネージャーはプロジェクトの企画、準備、運営を一手に担います。
納期と予算を超えることなくスムーズにプロジェクトを遂行するための重大な役割です。
コースでは、以下の内容を学びます。
◎プロジェクトマネジメントの基礎
◎プロジェクト着手
◎プロジェクト企画
◎プロジェクト運営
◎迅速なプロジェクトマネジメント
◎プロジェクトマネージャー実務に適用してみよう
プロジェクトマネジメントコースのもっと詳しい情報は、Google Project Management Certificateへ。
UXデザインコース
◎アメリカでのエントリーレベルの平均年収:58,600ドル(約645万円)
◎アメリカでの過去12ヶ月間の求人数:113,700件
UXデザイナー、つまりユーザーエクスペリエンスデザイナーは、テクノロジーを楽しく、使いやすく、わかりやすく設計する職業です。
誰にとっても役立ち、アクセスしやすい製品やツールをデザインします。
コースでは、以下の内容を学びます。
◎UXデザインの基礎
◎UXデザインの手順:共感・定義・観念化
◎ワイヤーフレームとローファイプロトタイプの制作
◎UXリサーチ実行と初期コンセプトのテスト
◎Figmaでハイファイデザイン・プロトタイプの制作
◎Adobe XDを使ったレスポンシブwebデザイン
◎社会に役立つデザイン・実務への準備
UXデザインコースのもっと詳しい情報は、Google UX Design Certificateへ。
料金・期間・プラットフォーム
各コースは、月額39米ドルのサブスク形式で受講できます。
Googleは、週10時間の学習を続ければ、6ヶ月で修了できるようにコースを設計しています。
6ヶ月で修了した場合、合計234米ドルになりますね。
もちろん、それよりも1ヶ月以上早く修了すればその分安く済みますし、1ヶ月以上遅く修了すればその分サブスクを払い続けなければいけません。
コース提供のプラットフォームとして使われるのはCoursera(コーセラ)です。
サブスクの料金は、Courseraに支払います。
奨学金制度
料金の支払いが難しい受講者に向けて、Courseraには奨学金制度があります。
コースの申込ページにある奨学金申請のリンク(Financial aid available)から、奨学金が必要な理由などを記述して申請するだけ。
2週間ほどの審査期間を経て結果が戻ってきます。
学生や無職など、定期的な収入がない方はぜひ検討してくださいね。
キャリアサポート
コースを修了すると、レジュメ (英語の履歴書)作成ツールや面接の練習、人脈作りサポートなど、就職活動に役立つリソースも利用できます。
Googleのキャリアサポート…心強さが半端ないですね。
アメリカ在住ならさらにメリットが
130ものアメリカ企業が、Google職業訓練プログラム雇用主協会に参加しています。
Google職業訓練プログラム修了者は、この雇用主協会内の求人プラットフォームにアクセスでき、就職活動ができる仕組みです。
まとめ
Googleのオンライン職業訓練プログラムについてまとめます。
◎4つのコース:ITサポート、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント、UXデザイン
◎日本からも受講OK
◎言語は英語のみ
◎オンライン講座プラットフォームCourseraで提供
◎月額39米ドルのサブスク形式(奨学金制度あり)
◎週10時間、6ヶ月で修了可
◎修了後のキャリアサポートも充実
受講してみたいコースはありましたか?☺️
コメント欄やTwitter DMでぜひ教えてください。
ちなみに私は2021年4月5日からUXデザインコースを受講しています。
受講しての気づきや感想、体験談をTwitterやこのブログで情報共有していきますね。
今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。