[詳細レポ] GoogleのUXデザインコース1 [体験談]
GoogleのUXデザインコースの1ヶ月目(コース1)が終わりました。
今日は、コース1「Foundations of User Experience Design」について詳しくレポートします。
Google Career CertificatesとかGoogle Professional Certificatesとか呼ばれているこのオンラインプログラム。
簡単に言うとGoogleのプロジェクト、Grow with Googleが主催している職業訓練講座です。
UXデザインも含め4つのコースが、Courseraというオンライン講座プラットフォームで開講されています。
概要や各コースについては[日本からもOK] Grow with Googleオンライン職業訓練プログラムまとめ [月39米ドル]で確認してください。
ちなみに、日本のGrow with Googleでもデジタルスキルが学べる無料講座を開講しています。こちらは職業訓練ではなく個人やフリーランス 、個人事業主のスキルアップに役立つものです。
それではスタート!
カリキュラム:What did I learn?
コース1は「UXデザインの基礎」がコンセプト。
大まかに言えば「UXデザインの考え方と仕事、業界」について学びました。
カリキュラムは4週に分けて設計されていて、1週ずつ1つのテーマを学ぶ形です。
WEEK 1
User Experienceの始まりとUXデザイン、UXデザイナーのキャリアについて学びました。
WEEK 2
大まかに下のような内容を学びました。
◎専門用語や業界用語、使用ツール
◎デザインプロセスの基本
◎デザインの考え方
WEEK 3
デザインスプリントという、元Google社員が作った短期デザイン企画の手法を学びました。
WEEK 4
ポートフォリオサイトやパーソナルブランディング、業界内でのネットワーキングについて学びました。
このWEEK 4でついに実践が始まり、実際にポートフォリオサイトの枠を作りました。
以降のコースでデザインするプロジェクトやアクティビティをこのポートフォリオサイトに載せていくことになるみたいです。
授業形式 - How did I learn?
プログラムのプラットフォームはCourseraというプラットフォームを使います。
CourseraウェブサイトからGoogleの講座にアクセスするだけ👇
授業形式は以下のとおり。
◎動画
◎リーディング
◎ミニテスト
◎アクティビティ
◎ウィークリーチャレンジ
動画
どのセクションも、まず導入動画で始まります。
これから何を学ぶか、簡単なイントロプレゼン。
他にも、現役のGoogle UXデザイナーが経験を語る動画もたくさん用意されていますよ◎
動画はもちろん英語ですが、英語字幕をオンにできます。
しかも、トランスクリプトも全文準備されてます。
聞き逃しをしないような設計になっているのがうれしい。
動画のキャプチャやトランスクリプトをハイライトして保存する機能も備えているので、ノートをとるように重要な部分を保存しておくことができます。
リーディング
動画で説明があった内容をより深く理解するパートです。
教科書を読むかんじ。
私はこのパートで主にノートを取っています。
このパートにはAdditional Readingsとして他の参考記事や参考文献の紹介もあります。
すべてブックマークしてそのとき読んだり、すきま時間で読んだりしています。
ディスカッションプロンプト
セクションの合間合間に、学んだことについての感想や思いついたアイデアをシェアするエクササイズがあります。
同じステージにいる受講生たちが参加するチャットボードがあり、そこに書き込むというもの。
ちなみに参加は自由。
ディスカッションプロンプトを送ったかどうかは関係なく先に進めます。
このチャットボードでディスカッションが盛んになってほしいとGoogle側は思っているのかもしれませんが、まったく盛り上がっていません。
受講生たちはDiscord(ボイスチャット)でグループを作っているので、そっちでコミュニケーションをとっているのだと思います。
私はコース1の時点でDiscordに参加する必要はないと感じたので、まだ参加していません。
プラクティスクイズ
セクションの合間にプラクティスクイズと呼ばれるミニテストとアクティビティがあります。
ミニテスト
2〜3問の選択式テストで、とっても簡単。
全問正解しないと次に進めないのですが、何回もトライできるので大丈夫です。
アクティビティ
日本でいうと授業中に行われるエクササイズや、宿題・課題みたいなもの。
アクティビティの例を挙げると、
◎現役のGoogle UXデザイナーのポートフォリオサイト比較
◎自分のポートフォリオサイトの準備
◎パーソナルブランディングを考える課題
などがありました。
提出してフィードバックをもらうわけでもなく、自分でアクティビティをやって終わりです。
クイズ - ウィークリーチャレンジ
WEEKごとの内容をすべて終えたら、ウィークリーチャレンジと呼ばれるテストがあります。
すべて選択式で、ミニテストよりも設問数が多め。
80%以上の正解でパスとなり、次の週に進めます。
8時間ごとに3回までトライできるので、落第する心配はありません。
スケジュール - How long did it take to complete?
最初に書いたとおり、Googleは各コースを週単位で設計しています。
コース1はWEEK 1〜4までだったので、設計されたとおりに進めていけば1ヶ月で完了できます。
私も実際1ヶ月で終わりました。
ただし、これはあくまでも受講者のスケジューリングをしやすくするためにGoogleが設定したタイムフレーム。
どのくらい早く・遅く進めるかは完全に受講者の自由なんです。
2週間で終える人もいれば、2ヶ月かける人もいるということですね。
ちなみに、このブログを書いている現在コース2を始めたところなのですが、コース2はWEEK 1〜5まであります。
Googleによると、コース7まで週10時間勉強すれば6ヶ月で修了できるようにこのプログラムを設計しているそうです。
英語のレベル - The level of English
最後に、日本人の方によく聞かれる英語のレベルについて。
私個人の感覚としては、英語中級者(TOEIC600点以上)であれば受講できます。
時間はかかるかもしれませんが不可能ではありません。
動画には字幕やトランスクリプトも準備されています。
基本の文法がわかっていれば問題なく読み解けます。
ときどきわからない単語があれば辞書を引く程度で問題ないはず。
いじわるな英語のリーディングテストとは全く違い、読みやすい文章ですよ。
どちらかと言うと、ライティングで戸惑うかもしれません。
でもライティング力を見られているわけではないので、調べながら書けば大丈夫ですよ◎
どうしても英語が不安という方は、まず日本語のUXデザインオンライン講座を受けてみるというのもありかもしれません。
まとめ
GoogleのUXデザインの裏側を”覗ける”。
Grow with Googleのコースの醍醐味はここにあると思います。
コース1はまだまだお勉強という感じで、コースの真髄は見えていません。
コース2から、実際のデザインプロジェクトが始動します。
受講しようかなと思っている、迷っている、質問したいという方、コメント欄やお問い合わせ、Twitter DMなどからお気軽に連絡してくださいね◎
今日はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。