カナダ永住権手帖(1)20代を無駄にしたくない!海外移住計画始まるよ。
いきなりだけど、シリーズ始めるよ。みーが永住権取るまでの超詳細履歴…カナダのビザ関連のお話も詳しく書いていこうと思う。日本で海外移住を考えている人にとって、ミジンコくらいでも参考になれば…。
今日はなぜカナダに移住したのか、そのきっかけを話すよ。
まずみーの永住権取るまでのビザ年譜を…
書き出してみたらいろいろ思い出すものだ。カナダに移住してから丸々5年で永住権取得したことになる。
- 2013年終わりごろ:カナダ渡航準備スタート
- 2014年6月:Study permit申請
- 2014年7月:Study permit承認
- 2014年9月:トロントへ。空港でStudy permit取得
- 2015年5月:ワーホリ申請
- 2015年6月:ビジター申請、ワーホリ承認
- 2015年8月:ビジター承認、Visitor Record取得
- 2015年9月:ワーホリ切り替え、国境でOpen work permit取得
- 2016年9月:LMIAベースのワーク申請
- 2016年12月:ワーク承認、2年間のWork permit取得
- 2017年6月:Express Entryプロファイル提出
- 2017年11月:Express Entryプロファイル更新
- 2017年12月:Invitation to apply (ITA)を取得
- 2018年3月:永住権申請提出、申請料支払い
- 2018年12月:Bridging open work permit (BOWP)申請
- 2019年3月:BOWP取得
- 2019年7月:永住権ファイナルリクエスト
- 2019年8月:永住権承認、Confirmation of Permanent Residence受領
- 2019年10月:永住権ステータス取得
大学時代留学していません。
みーは田舎生まれの田舎育ち、海外旅行も大学に入るまでしたことがなかった。海外の音楽、映画、文学、ドラマ、アーティストが好き!などある特定の対象に興味があるわけではなく、でも好奇心は旺盛でいろいろな国を訪れたいな、英語が話せたらいいなぁとはふわふわ考えていた。
みーが入学した大学の専攻(文系)は、英語のコミュニケーションスキルに重きを置くもので、当然留学も柔軟に対応してくれるような学科だった。でも単位取得のために留学が必要というわけでもなく、当然ながら留学資金がなければ実現しないものだった。
みーは思った。姉みたいに留学必須の学科にしておけばよかったなぁ…と(姉は中国に留学してた。中国語は今の時代超便利だから賢い選択だなと今とっても思う)。なぜなら、子ども3人を大学まで入れてそれぞれ一人暮らしさせている父に、さすがに追加で留学資金は頼めないと思ったから。田舎とはいえ共働きじゃないし、父がみーら姉妹にしてくれたことは震えるほど、涙出てくるほどすごいことだと思う。
まぁそもそも親に頼って留学するのは自分としては腑に落ちないから(親みたいな一番上の姉も許してくれないだろうし)、将来もし可能だったら自分で…という小さい小さい思いを頭の片隅にいれて大学を卒業し就職した。
やっぱり海外住んでみたいなぁ。
みーの就職先はいわゆる名前を聞けば誰でも知っている企業で、これまた超田舎で地元からも遠く離れた場所にあったけど、それなりに希望を持って社会人生活をスタートした。4年制大卒、大企業で総合職という超典型的日本人サラリーマンの道を進んで、親は割と喜んでいたと思う。
よくある話で仕事や人間関係でいやな思いをしたこともなく、みーは職場の人にとても恵まれていて、仕事内容も性に合っていて楽しく充実した生活を送っていた。その当時は同期とお付き合いしていて、ゆくゆくはここで結婚するんだろうなぁというぼんやりとした将来像があった。
みーはずっと、自分はこの普通の平均的な生活を死ぬまで続けていくんだろうなと思っていて、頭のどこかでつまらないかも?でも安定しているし、とうっすら考えていた。
彼と将来のことを話していても、ちょいちょい私の口から「海外行ってみたいなぁ」という言葉は出ていて、私がワーホリに行ってる間遠恋して、帰ってきたら2人の地元である九州に一緒に転職する、とか話し合ったこともある。でも、現実的ではなかったし、彼は彼の部門できっと出世を目指したかったんだろうなと今ならわかる。
その後も日常を過ごしていたけど、だんだん彼の考え方や価値観に違和感を抱くことが増えてきて、みーの努力も足りなかったんだろうけど、すり合わせが難しくなっていった。しかも、あれ?私ここに定住して家族作って、この会社に定年まで勤めて、ここで死んでいくのかな?私何がしたかったんだっけ?って不安に思うことが多くなってきた。
そんなときに、ある動画に出会った。”Why 30 is not the new 20”という、臨床心理学者メグ・ジェイさんのTEDトーク。20代がいかに重要な期間か、いろいろなことを30代でやればいいさと後回しすべきでないということ(それこそパートナー選びだって)を語っている。
職場の定年退職間近の大先輩が「ぜひ見てみて」と紹介してくれて、お家で見たのが最初。当時ぼんやりとした不安に包まれていたみーには衝撃だった。
あ、仕事辞めて海外行こう。
そう思った。別にこの動画の中で旅をせよ!とか言っているわけではなかったのだけど、今この瞬間20代の時間を無駄にしちゃいけない、したくないなって強く思った。
いろいろとあったけどそのあたりで彼とはお別れして、みーはすぐ留学資金捻出の計画と収支の見直しを始めた。これが2012年のお話。
今思い返すと彼とお別れしたあと留学資金を貯めている期間は、具体的に移住が決まっているわけでもないし、彼もいないし、会社の同期には退職しようと考えていること内緒にしていて話せなかったし、幼馴染もみんな東京とか九州で離れているしで、笑えるくらい内心超不安定だった。正直日本のばかみたいな結婚適齢期とかどうでもいいし世間でいう理想の人生とかあるけどそれは人は人、自分は自分ていう考え方。だけど、この時期周りの結婚第一波がきてて、こんなときに私は貯金を将来的に有効だという保証がないワーホリに使うのかぁ…やばいな(汗)と思ったり。普段見向きもしない占いとか啓蒙本とか買って読んだり、さらには大学時代の元彼に連絡取ったり(これはまずい、やらないほうがいい)、普段の自分だと絶対しないことたくさんした。不安で眠れないというのもこの時期初めて体験した。
でも、この言葉だけはいっつも思い浮かべていた。
やらずに後悔するより、やって後悔しよう。
小さい頃から憧れていた海外生活、やらずにいたらぜっっっっったい年取った時に後悔するって自分のなかで確信があった。だから、頑張れば評価してくれる、福利厚生もきちんとしている職場、会社を去ってでも海外に行こうと決めた。
もしこれを読んでくれている人の中で迷っている人がいたら、60歳になったときにどう思うかな?ということと、自分の優先事項をじっくり考えてほしい。キャリアや家族を作ることはとても大事だと思う、それでも諦められないことなのかどうか見極めたいところ。
次回、みーのカナダ渡航準備編。
では。