カナダ永住権手帖 (10) インビテーションから永住権申請、勝負の90日間

前回のつづき。

わずか2点の差に泣きインビテーションを逃したプロファイル更新後初めてのDraw。とりあえず様子を見ようと次のDrawの日を待ちました。

今このあたり🤟

  • 2013年終わりごろ:カナダ渡航準備スタート
  • 2014年6月:Study permit申請
  • 2014年7月:Study permit承認
  • 2014年9月:トロントへ。空港でStudy permit取得
  • 2015年5月:ワーホリ申請
  • 2015年6月:ビジター申請、ワーホリ承認
  • 2015年8月:ビジター承認、Visitor Record取得
  • 2015年9月:ワーホリ切り替え、国境でOpen work permit取得
  • 2016年9月:LMIAベースのワーク申請
  • 2016年12月:ワーク承認、2年間のWork permit取得
  • 2017年6月:Express Entryプロファイル提出
  • 2017年11月:Express Entryプロファイル更新
  • 2017年12月:Invitation to apply (ITA)を取得
  • 2018年3月:永住権申請提出、申請料支払い
  • 2018年12月:Bridging open work permit (BOWP)申請
  • 2019年3月:BOWP取得
  • 2019年7月:永住権ファイナルリクエスト
  • 2019年8月:永住権承認、Confirmation of Permanent Residence受領
  • 2019年10月:永住権ステータス取得

年の瀬にインビテーション獲得

忘れもしない2017年12月20日。IRCCから通知メールが来ました。

すぐにオンラインアカウントにログインするとNew Messageが来ていました。届いたのはInvitation to apply (ITA)レター。直訳すると申請招待状、つまり、永住権を申請していいよという招待です。

このときのカットオフスコアは446点で、450点だった私もぎりぎり掬われました。

下はITAの抜粋。Canadian Experience Classで永住権申請に招待しますと書かれていて、私のスコアの一覧が載ってます。

一番重要なのは下の方に書いてある申請期限日。インビテーションから90日後の2018年3月21日UTC時間午前0時が期限でした。

申請の準備を始めた2018年年明け

インビテーションをもらって、クリスマス休暇からNew yearまでの期間はお祭り気分で過ごし、年明け、申請準備をスタートしました。

プロファイルをもっともっともーーーーっと詳しくしたようなオンラインフォームを記入していきます。例えば過去10年間の活動歴、旅行歴、住所歴を事細かに答えなきゃいけないです。

オンラインフォームをすべて記入したら、次のページに進めるようになります。

次のページに進むと、必要書類の一覧が表示されます。書類は私のオンラインフォームの回答に沿って自動的に生成されます。

一つ一つの書類を確認して、ファイルを準備していきました。もちろん紙ベースのものはスキャンが必要です。

メディカルチェックもエクスプレスエントリーはこのタイミングで行います。

日本からリファレンスレターが戻ってこない問題

必要書類のうち大体が準備済み、もしくはすぐに準備できるものだったのでよかったのですが、ここで問題が発生。

日本の職歴を申告したので、日本で勤めていた前の会社からリファレンスレター(職歴証明書)が必要だったんです。これ、もともと必要だとわかっていたので、プロファイルを更新した12月始めくらいに元上司に連絡してレターの発行を了承してもらってお願いしていました(英語でのサンプルドラフトも送り済み)。

元上司、とても優しい方で快諾してくれたのですが、いかんせん多忙だったようで…1月2月と過ぎてもなかなかレターが来ず、申し訳なさ過ぎましたが2月中旬ごろにフォローアップをして、最終的な期限を伝えました。

結果、期限の数日前にサイン済みのレターが届きました!ありがとうございました元上司。仕事でもないのに対応してくれて頭が上がりません…

期限までにそのレターをアップロードして、全体を見直して無事期限前日に提出しました。ひやひやした。

前の会社から取得するリファレンスレターはなるべく早く準備したほうがいいです。でも、エクスプレスエントリーの要件に沿って作らなきゃいけないので、適当に作ってサインをもらうのはだめです。リファレンスレターの内容検討を早め早めに対応しておくこと、前の会社や元上司に先に打診だけでもしておくことが大事かなと思います。

AORを保存する

さて、無事提出した後、しばらくしてまたIRCCから通知メールを受け取ったので、オンラインアカウントにログインしました。

届いていたのはいわゆるAcknowledgement of Receipt (AOR)。IRCCが何年何月何日に確かに申請を受領した、という確認レターです(一部抜粋👇)。

このAOR、次に申請したBridging open work permitの必須書類なので、パソコンにダウンロードして保存しておきました。

日本の無犯罪証明書はこの時点で提出せず

カナダの永住権申請では、出身国と18歳以上で6ヶ月以上滞在したことのある国全てから犯罪経歴証明を取って提出しなければなりません。

私の場合日本だけだったのですが、当然永住権申請の必要書類一覧にリストされてました。でも実は日本の無犯罪証明書は、予め取得して一緒に提出してもいいし、提出後、取得できてから追加で提出してもいいんです。

実は永住権申請提出期限の翌日から日本に帰国する予定だったので、地元の警察署で無犯罪証明書は取得しようと決めていました。なぜなら10日間ほどで発行されるから。トロントの領事館でも取得できますが、数ヶ月かかる上領事館が平日午後4時までしか開いていなくてあまり仕事を休みたくありませんでした。

帰国後すぐ警察署で申請し、発行後のピックアップだけ家族の代理を頼んで、家族がすぐに速達でカナダに送ってくれました。受け取ってすぐにスキャンして提出しました。

あとは待つだけ

提出したのは2018年3月。エクスプレスエントリーの標準プロセスタイムは6ヶ月なので、何も問題が起こらなければ、単純計算して2018年9月後半には承認される見込みでした。

2018年9月後半に永住権が承認されれば、work permitが切れる2018年年末までにConfirmation of Permanent Residence (永住権承認ドキュメント)の発行から受領までとランディングプロセスが間に合うかな、と考えていました。work permit期限内に全てが終わればBridging open work permitも申請しなくていいし。

仕事で何回も同じ申請してきたし、見直しもしたし、間違いはないと自信があったので、標準プロセスタイム以内には終わるだろうと高をくくっていたばか。実際は予想よりもはるかに長いたたかいの始まりでした。

では。

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